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頭痛に悩む皆様の救世主!?関連痛を起こす可能性を探る!

こんにちは、院長です。

今回の施術日誌のテーマは、日本人の多くの方々が悩んでいると言われている症状である「頭痛」に関係した内容で書いてみたいと思います。多くの場合、対処法としては痛み止めの服用で経過観察をするというのが一般的ですが、この場合の一番の問題点として、いつまでも「治ることがない」ということです。治ることがないということは、痛みが出た時は薬を服用するということがずっと続くことになります。頭痛に悩む誰もが思うこと、それは「薬は出来るだけ飲みたくない」ということだと思います。

そこで今回は、そんな頭痛に悩む方の救世主となることができるかもしれない「関連痛の可能性」をお話ししてゆきたいと思います。もしこの関連痛による症状から起こっている頭痛であれば、多くの方が救われる大きな可能性があると思います。


まずは関連痛についてよく知りましょう!

関連痛という言葉をあまり聞いたことがない方も多いと思います。この関連痛というのは症状の名称ではなく、「痛みの出方」という説明の方が適切だと思います。その関連痛を出してしまっているきっかけを作っている筋肉、筋膜上のポイントを「トリガーポイント」というように呼んでいます。トリガーポイントという言葉の意味は「痛みを出す引き金になるポイント」という意味合いを持っており、このトリガーポイントが現れてしまっている筋筋膜から、その筋筋膜を伝わって、トリガーポイントから離れた部位に痛みが現れるという状態を関連痛と呼びます。

イメージとしては、長めの糸をやや斜めに傾けて張り、その糸の始まりの辺りに少しずつ水をたらしたことを思い浮かべて下さい。原因となるトリガーポイントに当たる部位は水をたらしている場所で、その水は糸を伝ってゆき、ある場所までくると滴り落ちてしまいます。この伝って流れてきた水が滴り落ちる場所が痛みが出現する部位だと考えて下さい。つまり、人間の脳はとても曖昧で、本来痛みのない部位に痛みを感じさせてしまいます。この他の部位に原因があるにも関わらず、そこから波及した痛みが、異常のない部位に現れることを関連痛と呼んでいます。

頭痛のトリガーポイントは大部分は首にある!

頭痛を起こす可能性のあるトリガーポイントを考えた時に、その大部分は頸椎(首)に存在していると言っても大げさではないと言えます。頸椎部はとても小さな筋肉の集合体で、その小さな筋肉のひとつひとつが頭部の様々な部位に痛みを出現させてしまう可能性があります。そのトリガーポイントを的確に調整すると、来院時に頭痛が出ている状態で来て頂いても、お帰りの際にはすでに頭痛が止まっているというくらい即効性があります。

頭部のどの辺りに痛みを感じているのかを患者様から伺うことで、ある程度痛みの原因となっている部位が特定できますので、頭痛に悩まれている方は痛み止めだけに頼らずにぜひ一度、お近くの施術所や治療院へご相談されてみて下さい。ただし、頸椎の調整はとても難しく、とても繊細な部位である為に体調不良なども起こしやすい部位となりますので、実際に通院されている方や周りの方々のお話しを聞いて、その院の先生がどのような評判なのかを確認して来院すると良いと思います。

頭痛に関連する具体的なトリガーポイントと他要因

もちろん頭痛の要因となるのは筋系だけではありません。様々な要因がいくつも重なり合って起こることもあります。そこで、頭痛を起こす可能性のある具体的な筋系のトリガーポイントとその他の要因となりうる要素を挙げてみたいと思います。ご自分でなんとかしようとしても難しいかもしれませんが、ある程度の原因の目安にはなると思います。

●頭痛に関連する筋系トリガーポイント
・頭半棘筋(とうはんきょくきん)→こめかみ周辺の頭痛
・後頭下筋群(こうとうかきんぐん)→目から側頭部を経由して後頭部の頭痛
・後頭筋(こうとうきん)→目周辺、後方側頭部の頭痛
・頭板状筋(とうばんじょうきん)→頭頂部の頭痛
・僧帽筋(そうぼうきん)→こめかみ、側頭部の頭痛とあご周辺の痛み
・前頭筋(ぜんとうきん)→前頭部の頭痛
・大頬骨筋(だいきょうこつきん)→鼻筋から前頭部の頭痛
・側頭筋(そくとうきん)→目の周辺、あご周辺、側頭部の頭痛、耳の上の痛み
・胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)→後頭部、頭頂部、側頭部、前頭部の頭痛と目周辺、あご周辺、のど周辺、耳周辺の痛みや違和感
・二腹筋(にふくきん)→下の歯の痛みや違和感、耳の後方の頭痛

●筋系以外の頭痛の要因
・肝臓の疲弊による貧血性のめまいを伴った頭痛
・月経前のホルモンの変化による頭痛(女性)
・更年期症状で起こる頭痛
・自律神経のトラブルによる頭痛
・循環器(心臓)の機能障害などで起こる血管性の頭痛
・強い光を直視した刺激による頭痛
・視神経(眼精疲労など)のトラブルによる頭痛
・脳障害の前兆症状による頭痛

筋系以外の頭痛に関してはこの他にもまだたくさんありますので、心配な方は一度脳外科でへの受診をなさってみると良いと思います。その脳外科での検査結果が異常なしであれば、他の要因の可能性を探ってみると良いと思います。

痛み止めの薬は頭痛を治す薬ではないということ

頭痛が起きたら痛み止めの薬を服用するという方も少なくないと思います。どうしても薬に頼らなければならない状況があるのも確かだと思いますが、薬を飲みなれてしまうとどうしても、我慢できそうなレベルでもついつい飲んでしまうようになってゆきます。これは、薬に対しての「常用性」が養われる為です。例えば本来、薬を飲まなくても大丈夫かもしれないレベルの症状だったとしても、何度も頭痛を経験している内に、ひどかった度合いの痛みの状態やその他のことが記憶として残り、服用しないと不安になってしまうということが常用性を生み出します。これは鎮痛剤に限らず薬剤の長期使用などをされている方にはとても多く見られる状況で、とにかく薬を手放せなくなってしまっています。しかしわかって頂きたいのは、痛み止めの鎮痛剤や薬剤全般は、その症状を治すということや回復させるということは、薬ではできません。薬を飲んで治ったように感じるかもしれませんが、薬ではなく最終的には人間の回復力、治癒力が治しているということであり、薬はあくまでもその補助でしかないということです。

薬の常用性などによる長期使用で起こる可能性がある症状には他にも様々なものがありますが、中でも特に気をつけて頂きたいのは「肝機能の悪化」ということです。これは薬剤に限らず多種類のサプリメントを摂取している方にも言えることなのですが、不調を治す、健康を維持すると考えて服用や摂取をしているはずの薬やサプリメントが、体調悪化の原因ともなるということを忘れないようにしましょう。


多くの場合の頭痛は原因が不明と言われる傾向

多くの場合、頭痛の原因は不明と言われることが圧倒的に多く、様々な薬の服用で経過観察という手法での対処法が一般的です。しかし考えてみて頂きたいことは、原因が分からない症状に対して薬を飲んでいるということです。原因が分からずに薬を服用するということがどれほど体にとって危険なことなのかということです。例えば、お腹の調子が悪いとします。その原因が胃の調子によるものなのか大腸の調子なのか小腸なのか、それとも別な消化器系によるものなのかわからない状況で、胃薬を飲もうと考えますか?

原因がわかった上で、その原因に対する効果がある薬を飲むということであればまだわかりますが、原因がはっきりしていない症状に対して薬を服用するということは、「治るかどうかはわかりません」と言われているようなものです。それでも、薬を服用して大きな不具合が出ないということは、言い換えれば「当たり障りのない薬を処方されている」ということと同様です。その薬剤を長期使用して、胃や肝臓に負担をかけることは、体のことを考えた時にあまり良いこととは言えません。

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