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東京医科大不正入試問題。皆さんはどんなことを感じましたか?

こんにちは、院長です。

今回は、最近世間を賑わせているニュース「東京医科大不正入試問題」をテーマに色々と考えさせられることがありましたので、それについて書いてみようと思います。今回のこのニュースは、東京医科大で女性と3浪以上の医大生の方の試験の点数を一律減点として不合格としていた問題です。皆さんはこの問題を聞いてどのように感じましたか?

理由としては女性が医師になっても、将来的に結婚や出産ということが理由で長く仕事に従事することが難しくなるという理由で、3浪以上の方についての詳しい説明はあまりなされておらず、医師になった時に年齢が高いということが理由ということでした。しかし医師免許は国が定めている国家資格であり、簡単に捻じ曲げられて良い資格ではないはずです。関係者は無いというかもしれませんが何らかの圧力があるものと私は推測しています。このことについて私が個人的に感じたことを書いてみますが、これはあくまでも私個人の意見ですので賛否はあるかとは思いますが、皆さんが何かを考えるきっかけになってくれれば良いかなぁと思って書きますので、もしお時間のある方は読んで頂ければ幸いかなぁと思います。


国家資格のあり方に疑問

国が定めた国家資格は、その資格があることで社会的な信用度にも大きくつながると考えている方々も多いと思います。しかし、日頃仕事をしていると患者様から色々なお話しを伺いますが、その中には耳を疑わざるを得ないような言葉を聞くことが少なくありません。そのほとんどが医師の対応に関することです。もちろん私から見ても「この先生は素晴らしい先生だなぁ」と思う先生もたくさんおりますが、それ以上にそうでない方が多いことに少し驚いておりました。つい先日(2018年7月25日)も、どう考えてもおかしいと感じるお話しが患者様から聞こえてきました。その患者様は「右肩から右腕にかけて痛みがある」ということで私が住んでいる岩手県八幡平市の隣町の、とある整形外科を受診されたそうです。その際、首のヘルニアと言われたそうで、ブロック注射をしてきましたというお話しでした。しかも3本と本人は言っておりました。痛みが少し良くなったのはその日の夜までで、翌日の朝には同じ痛みが出ているということでしたが、詳しくお話しを聞いてみると、レントゲンやMRIといった検査を行っていないにも関わらず、首に注射をされたということで、その受診した日から約1週間後の8月6日に再度受診をしたそうです。痛みが良くならなかったからという理由だったそうですが、その8日に受診の際に医師から「それなら一度レントゲンを撮影してみましょうか」と言われたということでした。

このような事象を最近、かなり頻繁に伺うことが多くなりましたが、本来は検査をして、その結果に応じた治療や施術を行うことが順番的に正しいのではないのかと思ってしまいます。今月が始まってまだ8日ですが、この8日間で4名の患者様が、部位や症状は違えどいずれも検査なしで注射をされて改善がなかったという方です。中には「次の日が病院が休みだったので、早く終わらせたかったのでしょうか?」と話している方もいました。

国が定めた資格は、国の法律で守られています。そのくらい責任が重い資格であるはずが、その守られている法律に甘んじているのか危機感がないというか、少し考え方が軽々しいように正直私は感じています。実際に体に痛みや不調があり、悩んでいるのは患者様です。患者様にとって医師の一言はとても重い言葉であるということをきちんと考えてもらいたいと思います。また、国で定めた資格であれば、いかなる場合でも、その結果が捻じ曲げられてはいけないことなのだと思います。何らかの力で簡単に不正が行われてしまう資格であるということを露呈した今回の問題だと思います。

医師会の方とお話しする機会があって思ったこと

実は過去に、あることが発端となって地元を管轄している医師会の方とお話しをさせて頂く機会がありました。その際にお話しをさせて頂いた内容のなかで、医師会の方から「患者さんと医師とのトラブルのほとんどは、医師の心無い一言から始まるんです」というお話しを伺いました。このことに関連して、ある医師の先生がかなり以前に出版された書籍の中でこんなことを書かれていました。

「医師になる時に、医大で勉強をします。この医大という学校は閉鎖されている世界と言えるほど外部の人間とのコミュニケーションがなく、あるとすれば医療業界の方と接することがほとんどです。その為、医師はコミュニケーション能力に乏しくなってしまい、普通では考えられないような言葉も平気で話してしまいます。」

というお話しを読ませて頂きました。実際に私が伺った患者様のお話しだと、手術後に、痛みや不調を訴えて受診をすると「そんなところに痛みが出るはずがない」と言われ、痛み止めを処方されたという方もおります。その方は現在も、その痛みのせいで仕事がままならない状態でかなり悩まれております。そこに痛みが出るはずがないのではなく、その医師の知識の中には、そこに出る痛みの知識がないというだけのことなんだと思います。

女性医師にアンケートを実施しての驚きの結果

NHKニュースで報じられた「女性医師に対するアンケート」で、6割の医師が東京医科大の一律減点問題に理解を示しているという驚きのアンケート結果が放送されました。この結果の背景には、医師は病院と患者様に24時間、自分の身を捧げなければならないという長時間労働に対する無力感を感じている為ではないかということでした。

この問題に関しては近年「医師不足」ということがささやかれておりますが、医師にも病院側の体制にも患者様にもそれぞれ問題があるのだと思います。医師不足だけが問題だとは言えないと思います。このような経営に関する問題が生じた時、例えば厚労省や医師会、病院内に第三者として経営に長年携わってこられた方々やマネージメントのプロを院内や会内に来て頂いて、色々な部分から見直しを図らなければ解決できる問題ではありません。医師は経営のプロではありません。また、地域医療において問題視されているのは、高齢者の方々の病院利用に関する問題です。これを言ってしまうと嫌悪感を抱かれてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、少しだけ私のお話しに耳を傾けて下さればありがたいです。

地域医療、ローカル医療の現場では、病院を利用しなくても良い方が病院を利用しているケースがかなり多くあります。これは実際のある整形外科の待ち合いでのやり取りですが、ある高齢者の方が別な高齢者の方に「明日も病院に来るのか?」と声をかけたところ「明日の朝起きてみて調子が良いようだったら来るから」と話しておりました。本来病院は、調子が悪い方が来る場所であり、調子が良ければ様子を見ていて頂きたいのです。だからといって高齢者の方々に病院を利用しないで下さいというわけではありませんし、もちろん病院へ通院しなければならないきちんとした理由があるのであれば全く構いません。しかし、「毎日の日課」のようなケースで通院されてしまうと、本当に調子の悪い方の診察が遅くなってしまうことも考えられます。これについては患者様も考えるべき問題なのではないでしょうか。


最終的には人間としてどうあるべきか

私は普段、長く治療や施術を続けてこられたにも関わらず、改善することがなかった患者様を診させて頂いております。その患者様の大部分が一度は病院で検査や治療を行っている方々です。その患者様のお話しを聞いていると、私自身も「えっ!?それって本当ですか!?」とか、「本当にそんな風に言われたんですか!?」と耳を疑ってしまう言葉をかけられた患者様も多く、逆に治る見込みがないとか、気休めとわかっている状況で病院を利用されている患者様もいらっしゃるのも事実です。

今、日本の医療業界には様々な問題があります。医療費の問題や不正請求、不正受給、手術をする必要のない症状に対しても手術をすすめる、飲む必要のない薬も処方するなど、問題が山積みです。しかし今回のこの機会が、もしかしたら日本の医療業界を大きく変えてゆけるチャンスというか転機なのかもしれません。どんなに世の中の技術がすすんでも、最終的には人間と人間とのやりとりです。今現在医科大学に通われていらっしゃる皆さん、皆さんは人間としての心を失った先生にだけはならないで下さいね。いずれ私もお世話になることがくるかもしれませんので、その時は「良い先生に診てもらえた」と思えるように心からお願いします。

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