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今ではすっかり有名になった「体幹」について考える!スポーツ選手は必見!

こんにちは、院長です。

今回の施術日誌のテーマは、スポーツをしている皆さん、親御さんが知りたいことの上位にランクインすると思います「体幹」についてお話しをしてみたいと思います。体幹や体幹トレーニングという言葉を耳にすることは多くても、実際に体幹とはどのようなものなのか、どのようにトレーニングやケアを行うことが効率的な体の動かし方ができるのかを考えてゆくことで、効率的な動作、ケガの予防などに役立つと思いますので、気になる方はぜひ最後までご覧下さい。


体幹ってそもそも何なの!?

ここ数年、体幹という言葉をよく耳にするようになりました。この体幹という言葉の意味を皆さんに伺うと「体の中心でしょ?」という言葉を一番多く聞きます。確かにニュアンス的には間違ってはいないのですが、少しざっくり過ぎるというかくくりが大きすぎるという感じの答えだと言えます。一般的には中心に近い体を支える筋肉というような感じでとらえられがちですが、それも半分正解ですが、あくまでも中心を支える筋肉は体幹と呼ばれる機能の一部でしかないということです。

例えば車を思い浮かべて下さい。車はボディと呼ばれる上側のパーツと、シャシーと呼ばれる下回りを構成するパーツがメインの骨格となっています。その中にエンジンやタイヤというパーツが付随してくるのですが、どんなにものすごい馬力のエンジンを積んでも、このボディやシャシーの剛性が不足していたり、足回りが弱ければ、直線を走ることはできてもカーブを曲がる時に遠心力で大きく外側へ膨らんでみたり、バランスがとれずに蛇行してみたり、最悪の場合、その辺に衝突してしまいます。体幹はこのボディやシャシーの剛性と同様で、その他のパーツの運動性能を十分に発揮させる為の基本性能や基本バランスという部分に相当します。

人間の筋肉には体の外側にある「アウターマッスル」と、骨格筋と呼ばれている「インナーマッスル」がありますが、このインナーマッスルを体幹だと考えている方が多いと思いますが、基本的には体のバランスを支える為に取り巻いている筋肉全般を体幹と言います。体幹とは筋肉の呼び名というよりも、バランス機能の総称だと思って頂いた方が分かりやすいかもしれません。

高効率な運動動作とケガの予防

よく「体幹ができている」というようなお話しを聞きますが、体幹はできるものというよりは「優れている」という表現が正しいと思います。現在世の中には「色々な種類の体幹トレーニング」が広く知れ渡ってきました。最近ではインターネット動画サイトやアプリなどでも気軽にご覧頂けるようになりました。そのおかげで皆さんが簡単に体幹トレーニングを行うことができるようになってきましたが、意外と正しい姿勢でのトレーニングができている方は少ないように見受けられます。これは動画サイトやアプリで詳しく見て頂くとわかりますが、色々なトレーナーさんが実演してくれている動作をご覧下さい。足首の角度や手の向きなど、細かい部分を大切にして行って下さい。「えっ!?そんなこと!?」と感じるかもしれませんが、その細かい部分がとても重要だったりします。

人間の筋肉に対して、適度な収縮運動を与え、これから体を動かす準備をしている状態を「体操」といい、過度な負荷を与え続けることを「トレーニング」と言います。このトレーニングを行ったあとの筋肉は、筋膜との癒着や炎症などによる細胞の拘縮によって動きが悪くなっている状態と言えます。その動きが悪くなっている状態に、日々のトレーニングを重ねてゆくことでより筋肉の拘縮を強くしてしまいますが、この状態だと筋肉の動きが悪くなり、せっかくのトレーニングを生かすことができない状態となってしまいます。トレーニング後の筋肉をきちんとケアしておかなければ「鋼鉄の鎧を着用して試合や大会に出場するようなもの」なのです。要は逆に動きを悪くしてしまうだけのトレーニングになってしまいます。実はこのケースが学生をはじめとしてかなり多く、「トレーニングをしても結果がなかなか出ない・トレーニングが足りない・回数を増やす」という悪循環に陥っている傾向が強く、逆にケガを誘発していることに気がつかない指導者までおります。

人間の筋肉は、使用中よりも使用後のケアが数十倍大切だということに気が付かなければ、思うように結果が出ないということだけでなく、ケガ人を多数抱えてしまうことになりかねません。

いかにストレッチが大切か

どうしてもトレーニングをメインと考えてしまい、その後のストレッチは軽視されがちになっています。しかしそれを続けることで、筋肉と筋膜との癒着や拘縮が慢性的なものとなってしまい、「動かない筋肉」もしくは「動かせない筋肉」になってしまいます。動くことができない筋肉は、関節の可動範囲を狭くするだけでなく、脳から伝達される命令が届いても速やかに動くことができなくなってしまう為に反応速度も遅れがちになってしまいます。これではせっかくのトレーニングも意味をなさなくなってしまいます。

このように考えてみるとトレーニング、練習後のストレッチがどれくらい大切なのかわかって頂けるのではないかと思います。この関節の可動範囲が狭くなる、筋肉の反応が悪くなるということは、頭で理解していてもケガの要因を回避さる為のとっさの動きができにくくなるということです。これは不意のケガにもつながる行為と言えますし、このような状態で良い動きができるはずがありません。

ウォーミングアップももちろん大切なことではありますが、それにも増して終了時のストレッチや普段のケアを重要視してゆくことが、「体が商売道具」とも言えるアスリートにとっては最重要視するべきことではないでしょうか。

痛くなった時にはストレッチをするという間違った行為

よく「痛くなってからストレッチをやる」という方を見かけますが、これは症状によっては悪化させてしまう可能性もあります。本来ストレッチというのは、痛みが出てから行うことではなく、スポーツをしているのであれば普段からやっておいて「当たり前なこと」なのです。痛みが出てから行うのではなく、痛みが出ないように普段から心がけてやるべきものがストレッチです。

これはスポーツをしている子供達にとても多く聞く話しですが、練習後にストレッチをきちんとしているのかを聞いてみると、「指導者からは、家に帰ったらちゃんとストレッチをやっておけよ」と言われるということでした。しかもこれはレアなケースではなく、逆にこのような場合の方が圧倒的に多く見受けられることにびっくりしました。そこで指導者の方にも数名お話しを伺うと、「どうしてもギリギリまで練習に時間を使いたくて」という意見がほとんどでした。これが大きな間違いだということに、まず指導者が気づくべきだろうと思います。練習後のストレッチまでをきちんと指導できてこそ指導者と言えますし、ストレッチの方法が分からないということであれば、指導者から進んで勉強をするべきです。そうでなければ費用を払って専門家を呼んで子供達と一緒に指導者も指導を受けるべきです。

指導者であるのなら、選手を壊してしまう前に壊さないように最善の努力を尽くすべきです。やっておくべきことをせずに選手を壊してしまった場合、指導者の方はその選手の将来性までも奪ってしまうことになることもあるということをきちんとわかって頂きたいと思います。そのくらい大きなものを背負っているのが指導者であることを理解して下さい。ちなみに私のところにいらっしゃる指導者の方で、あまりにもひどいと思える場合にはいつも、「私がいくら大会までに万全の状態で選手を送り出したいと思っても、指導者がそんなんでどうするんですか!こっちは必死になってなんとかしようとしているのに、ストレッチもろくにさせないで練習をさせるのであれば、もう面倒はみません!」と、これでもやや柔らかく表現しているくらい指導者を怒ります。


正しい知識を身に付けることが必要不可欠

これは指導者だけに限らずというお話しになりますが、体に関する正しい知識を身に付けておくことが体を守る唯一の手段の足掛かりとなると言えるでしょう。詳しい知識と言っても、なにも専門家のような知識までを身に付けろと言っているわけではなく、スポーツをする上で、指導する上で必要最低限のことを身に付けておく必要があるということです。専門家であれば、痛みや不調を改善してゆくということと、その後に痛みや不調を出さないようにしてゆくための方法をアドバイスしてゆきますが、選手や指導者には、痛みや不調を出さないように心がけて行く為の方法を知識として身に付けてもらえると良いのではないかと思います。

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