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ここ最近、医療関係者からのご相談が増えています。

こんにちは、院長です。

以前からもあったことなのですが、ここ最近は特に目に見えて医療関係者からのご相談が増加している傾向にあります。もちろんご本人の身体に関してもそうですが、お子様や身内の方のご相談まで多種多様ですが、つい昨日も看護師の方からお子様のご相談がメールでありました。この方は看護師さんでしたので、お子様の痛みのより詳しい状況を聞かせて頂きたかった為に、私の方で確認してほしいいくつかの点をお送りさせて頂きました。その点についてご返信があったのが昨日の夜でしたが、そのお話しから推測される原因等のご説明と私なりの所見をお話ししたところ、今週ご予約を頂きました。そこで今回は、体の痛みに対してのことと、医療関係者からの相談がなぜ増加傾向にあるのかと、もうひとつはそれに伴った当院からのお知らせを書かせて頂きたいと思いますので、よろしくお願い致します。


医療関係者からの相談が増加している件について

ここ最近というわけではなく、以前からご相談を頂くケースはありましたが、ここ最近、そのご相談の数が年々増加傾向にあると思います。というか、全国的にというわけではないと思いますので、私のところではご相談を頂くケースが増えていると表現した方が適切なのかもしれません。もちろん医療関係者ご自身のご相談もそうですが、お子様や身内の方の身体に対するご相談もあり、その内容も様々です。

普通に考えれば、医療関係者の方であれば医療機関にもお知り合いの先生もいらっしゃると思いますので、そちらで診てもらえれば良いような気がしますが、逆に医療に従事している分、慢性的な痛みや不調に対しての現在の医療機関の治療に関しての一連の流れを知っているからこそ、目に見えた改善が見込めないということでご相談が増えているんだと思います。また、開業以来数年間、当院では目立った広告活動などを行っておらず、全てご紹介や口コミでいらっしゃって下さっている患者様が年間約3,000名(ひとり30分~60分程度)ということで、ある程度当院が近隣地域に認知されたということもあるのかもしれません。いずれにしろ、慢性的な痛みや不調に対して、痛み止めの服用と湿布や電気、超音波などの治療機械による治療では、先ほどもお話ししましたが目に見えて改善しているということがわからず、改善が見込めないにも関わらず薬の服用を長期間続けることで内臓の疲弊を起こし、結果的には出なくて良かったはずの症状までもが二次的な症状として現れるようになってきます。

患者様が薬を服用している目的はなんですか?

患者様皆様が現在、処方されている薬を服用している目的はなんですか?実はここにも患者様と先生との間で大きな認識の差があると言えます。患者様の多くが、薬を服用する目的は「症状を治したいから。」という考えに基づいて服用していることが大部分のようでしたが、先生側の考えは、薬を服用して「症状を抑える。」というものであり、本来症状を治すことを考えるのであれば、治ってしまえば薬の服用を中止しても良いはずが、「治すという概念のものではない」為に、飲み続けることが前提となって処方される場合が多く、数種類の薬を数年間飲み続けている患者様も決して少なくありません。

確かに、薬に頼らなければならない状況があるのも事実ですが、薬剤の長期使用は体にとって様々な悪影響があるのもまぎれもない事実です。胃腸、十二指腸への影響、肝機能の悪化、便秘などによる腸内環境の悪化など、体にとってはとても大きな環境変化をもたらしてしまいます。毎朝体の疲労感が抜けない、朝起きてすぐに体のだるさが目立つ、食欲が低下してきているなど、そんな感じの思いがある場合、もしかしたらそれは薬の服用による体内環境の変化(悪化)が原因なのかもしれません。

本来であれば、薬の服用によって症状の緩和が見込めている場合、薬の服用を続けることを推奨するのではなく、生活環境を変えてもらうアドバイスをしたり、将来的に薬の服用を中止させる方向へ導ける提案をすることが先生の役割であるはずです。しかし残念ながら、逆に長期使用を促してしまっている状況が目の前にあります。この状況を変えて行かなければならないということは先生も医療従事者の方も厚労省の人間もわかっているはずですが、今現在の時点では実現されていません。

まずは処方されている薬剤の確認が必要

複数の種類の薬剤処方をされている患者様のお話しを伺っていて、疑問に感じることがあります。ひとつは、何のためにその薬剤を飲んでいるのかを患者様が理解していないということと、本当に飲む必要がある薬剤なのかということです。まずはそこをきちんと考える必要があると思います。

私から見て、多種類の薬剤を服用している患者様のほとんどが服用しなくても良い薬剤も服用している、それが私の正直な感想です。しかも、先生から何かしらの説明はあったものの、どうする為にその薬剤を服用しているのかを理解していない患者様がとても多いことに正直驚きました。特に高齢者になればなるほど、なぜその薬を飲んでいるのかもわからずに、先生から処方されたからという理由でただ飲んでいるということはどれほど危険が伴うことなのかきちんと知ることが大切です。

たくさん勉強すれば良い先生になれるは大きな間違い!

色々な分野で「先生」と呼ばれる方々がおります。この先生と呼ばれる方々は確かに多くの勉強をして先生となるのは確かなことですし、勉強で得た知識が必要であることもまた確かなことです。しかし、だからと言って「良い先生になれるかどうか」は別問題だと言えます。知識が先に立ってしまったり、知っている知識をただ並べたりするような「頭でっかち」の先生では、患者様を健康へと導くことは絶対にできません。それとは逆に、独自の理論だけを突き詰めて、基本的な知識が全くない先生もまたしかりです。

きちんとした基本的な知識は必要ですし、その知識を生かせるだけの技術や理論がきちんとしていなければならないということです。その技術や理論はどのようにして身につくのかというと、ひとつは数多くの経験と、その経験に基づいた研究とがきちんと融合しているということが大切です。その中でこそひとつの理論が出来上がります。そのひとつの理論を10個積み重ねれば10の理論が生まれます。その繰り返しでしかないということです。

ただただ経験を多く積めば良いということでもありません。その積み重ねた経験から1を学ぶのか5を学ぶのかは先生次第であり、それが俗に言う「センス」なのだと思います。残念ながら、どんなに同じ教育を受けたとしても、先生ごとに「差」が生まれてしまうのはその為だと思います。ではセンスが無ければ良い先生になれるのかというと、そういうことでもなく、先ほどもお話ししたようにセンスは同じことを覚える為の時間が長いか短いのかの違いであり、例えセンスがなかったとしても、時間をかければ同じところまで行くことは十分に可能だと思います。「経験→研究」を何度も繰り返し行うことで、たったひとつの理論が生まれます。これはとても地道な作業だと思いますが、このような地道な努力こそがひとつの完成形を導き出してくれると思います。しかしそのひとつの完成形も、たったひとつの症状のものでしかないということです。100の症状に対応しようとすれば、それの100倍以上の努力が必要です。つまり、努力を覆すほどのセンスは存在しないということです。

自分の得意分野にしたがる先生がいる

先生の中には、自分の専攻科目や専門分野にしようと偏った考え方や診断をしたがる先生がいます。簡単に言えば、本来は違う症状だったとしても、自分の専門分野の症状にしてしまい、誤った診断を下してしまうということです。誤った診断を下してしまうとその後の治療や施術までもが誤った方法になってしまうということになるのは当たり前です。その結果、目に見えて改善しないということとなり、慢性的に症状が継続してしまいます。

偏った考え方は、本来の症状の原因を見逃してしまうこととなり、「患者様の症状を改善する」ということに対しての最初のスタートが誤ってしまうということは、ゴールまでもがちがうものになってしまうということになります。重要なのは、「骨に異常があるかどうか」でもなく、「どの部位の筋肉が固くなっているのか」でもなく、なぜそのような症状が出てしまっているのかということです。骨に異常がない、特定の部位の筋肉が固いというのはあくまでも結果であって、原因ではないということです。もっと言うと、「せきが出るからかぜなのか?」ということです。せきはあくまでも結果であり、人間がせきをするということの原因は「ウィルスによるもの・色々な原因による鼻水の影響・粘膜の水分量の不足・ストレス性の粘膜異常・自律神経の作用」など、色々なものが考えられます。

その原因となっているものをきちんと特定し、痛み止めなどに頼るのではなく、その原因を改善してゆくことが大事なのだと思います。その原因にも「原因の原因」があります。例えば、腰の筋肉が固まっている患者様の場合、原因が筋肉の外傷によるものなのか、内臓の不調によるものなのか、それ以外の原因なのか。また、その筋肉が固くなる、内臓の不調が出ているなどのことに対する原因は、生活環境の中にあるのかどうなのかということです。それを見れなければ、患者様の症状を改善へと導くことはかなり困難になると思います。


おそらく医療関係者も悩んでいると思います

私が思うにはおそらく医療関係者、医療従事者の皆様の中にも、本当にこれで良いのか、治療や施術もこのままで良いのかを悩んでいたり疑問視している方々も意外と多くいらっしゃると思います。しかし現在の教育は、実戦で即戦力となり得る人材を育成するものではなく、資格試験に合格させる為の教育がメインとなっており、重要なのは人材育成ではなく、試験の合格の仕方だと言えます。その為、知識だけが先行してしまい、自分の持っている知識や専門用語をひけらかしてしまう先生が意外と多く、「最初から見当違いの診断・治療・施術」となってしまい、いつまでも治らない症状に悩んでいる患者様が減少してゆかないということになっています。

患者様は体のことに対しては素人です。ですが、患者様は患者様の言葉で体のSOSの信号をきちんと伝えてくれます。先生がそのお話しをきちんと聞いて理解しようとするのかどうか、それ以前に話しを聞こうともしないのかどうかです。きちんと観察していれば、ほんの少し体を触っただけで、ある程度どのような運動をしたのか、どのような動きをしたのかということも大体はわかるようになります。それが経験です。できれば患者様のことをきちんと考えて「理解しようと努力する先生」が世の中に増えてくれることを願いたいものだと思います。

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