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必見!ボディメンテンナスNo.2(走る競技全般)→過労性骨膜炎(シンスプリント)解消編


こんにちは、院長です。
今回は陸上競技、サッカー、バスケットボールなど、走る度合いが激しいスポーツに起こりやすい症状のひとつ「シンスプリント」についてお話しをしてゆこうと思います。シンスプリントはここ数年でとても有名になってしまった症状のひとつだとも言える症状ですが、おそらくというか、私個人の見解として、これは全ての症状に対して言えることだと思いますが、環境の変化に伴ういくつかの症状の内のひとつだと思います。今回はその辺も踏まえてお話ししてゆこうと思いますので、湿布やテーピングで痛みが治らないという方はぜひ最後までご覧頂ければと思いますので、よろしくお願いします。


シンスプリント(過労性骨膜炎)とは?

シンスプリントは、脛(スネ)に起こる症状で、多くの場合には脛の内側を三等分した下ふたつの周辺に痛みが現れる症状です。これは、腓腹部(ふくらはぎ)などの筋肉の拘縮や柔軟性の低下などによって、足を踏ん張った時に筋肉の付着部である腱が骨の骨膜をはがそうとしてその部位で炎症が起こってしまう症状となります。ひどい場合には両脚にほぼ同時に出てしまう場合もあり、悪化するとだまって座っていても激痛が出るようになってしまったり、骨の疲労骨折を招いてしまう場合もあります。

大半の場合には湿布やテーピングをして安静にするという手法に頼りがちですが、それだとなかなか良くなってゆくことはありません。確かに安静にするということは大切ですが、脚という部位に安静を求めてしまうということは「歩くな」と言っていることと同じことになってしまいます。もちろん過度な運動を避けるという意味合いで用いられていることですが、それと冷却、電気治療だけでは改善しません。ではどのように対処してゆくべきなのか、その辺をお話ししてみたいと思います。

重要なのは「ふくらはぎ」の状態

近年、時代の移り変わりとともに増加傾向になりつつある症状がいくつかあります。私個人はそれを「近代病・近代症状」と呼んでいますが、昔の環境と比べて現在の環境は、色々なものが大きく変わりました。固定式の電話回線から移動体と呼ばれる携帯電話・スマートフォンへ、書面から電子書面へ、手紙から電子メールへと、とても便利な世の中になりましたが、そのような時代背景が作り出したとも言える新たな症状や、昔よりもはるかに増加傾向にある症状が出てきてしまっているのも事実です。

シンスプリントという症状自体、数年前まであまり知られていませんでした。これは今現在ほどその症状に悩まされることがなかったというのが理由のひとつです。また、便利な環境の変化は、体の筋肉の硬さを作り出してしまいました。筋肉に柔軟性がないということは、その筋肉が可動させている関節の可動域がせまくなってしまい、結果的にこのシンスプリントや成長痛が昔よりも発症しやすい状況になっています。

昔のトイレは和式トイレで、しゃがまなければ用を足すことができませんでした。ご飯を食べる時にもちゃぶ台で正座やあぐらをかいてというのが一般的でした。現在は洋式トイレに変わり、ご飯もテーブルとイスという組み合わせの中で、普段の生活で鼠蹊部、膝関節、足首を90度以上曲げるシチュエーションが極端に減ってしまいました。その為、昔は普段の生活の中で自然とストレッチをしているようなものでしたが、今現在はかかとをついた状態でしゃがむことが困難な方々が増加しています。これは大腿部(太もも)、腓腹部(ふくらはぎ)などの筋肉に適度な柔軟性が無くなっていることを意味しています。

走ったりする時に地面を蹴り上げる動作をしますが、その動作の時には腓腹部とスネの筋肉を収縮させて反発力に変えます。その際、柔軟性が損なわれた筋肉は、伸びることができず、筋肉と骨の付着部である腱周辺で骨の表面の骨膜をはがそうとしてしまい、炎症が起こります。この持続的な過労によって骨膜に炎症を起こす症状こそ過労性骨膜炎と呼ばれるシンスプリントの原理です。


原因がはっきりすれば対処法はある!

上記でもお話しした通り、シンスプリントは腓腹部周辺の筋肉の柔軟性と非常に密接な関連性があります。その原因がはっきりとしてしまえばいくらでも対処方法はあります。基本的に現在主流となっているのが「テーピングや冷却、安静」といったような処置が一般的ではあります。しかしその方法で目に見えた改善がなされないのがシンスプリントです。

シンスプリントの患者様に、ふくらはぎの筋肉を動かす体操を教え、実際にやってもらうと数分でシンスプリントの痛みが極端に軽減していることが確認できます。これはふくらはぎの筋肉を少しずつ動かしたことによって筋肉に柔軟性が生まれ、骨膜を強く牽引していた状況から一時的に解放された為です。また、安静にすること、テーピング、湿布は治療の内にならないということもきちんと理解しなくてはなりません。安静にして痛みが消えるとまた運動をします。身体の使い方が以前と変わらなければ再発する可能性も高いと考えられますので、シンスプリントという症状が現れたということはただの結果にすぎませんので、なぜそうなってしまったのかを考えて対処してゆくことが最重要となります。

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