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必見!ボディメンテナンスNo.3(バレーボール・バスケットボール・サッカー)→大腿部・膝関節部・足首のトラブル解消編

こんにちは、院長です。

スポーツ障害やスポーツにおけるトラブルの中でももっとも多いと言っても過言ではない下半身のトラブル、痛みについてお話しをしてゆきたいと思います。基本的に下半身は、どんなスポーツでも「必ず使う部位」である為、スポーツをされる方であれば特に気になる部位と言えると思います。そこで今回は「大腿部・膝関節部・足首」に的を絞って書いてみますので、ぜひ最後までご覧下さい。


臀部・大腿部のトラブル

これはどんな症状にも言えることですが、人間の体は一見すると、ある一部位だけを動かしているつもりでも、それに伴って動作する複数の筋肉も連動して動いています。その為、痛みが現れた部位だけに重点をおいて治療や施術を繰り返してもなかなか改善しないのは当たりまえのことなのです。

大腿部(ふともも)に起こる症状の大部分は、大腿部だけでなく臀部(お尻)、腰部(腰)の状態も大きく影響し、その逆もまた同様となります。今現在出ている大腿部の痛みが、腰部に起こる可能性も、臀部に起こる可能性もあったということですが、今回はたまたま大腿部に出てしまったということにすぎません。その為スポーツをしている場合には、それらの部位全てに関連性をもって考えてゆくことがとても大切です。

例えば、腰部、臀部の筋肉が極度に拘縮してしまっている状態では、人間の体は動作を行う際に可動させる範囲をせばめてしまいます。これは筋肉の柔軟性が損なわれてしまっている状態で体を必要以上に動かそうとしても、筋肉が通常よりも伸びれなくなっている状態の為に、脳がそれ以上動かせない様に制限をかけて動作させます。その可動を超えた時が外傷(ケガ)と呼ばれる状態になります。一部位の動作が通常と違う場合、それに連動している部位の動きも変化してしまうので、その時に動く体勢や力を入れるタイミングによって、拘縮部位ではない部位に外傷が起こることがあります。簡単に表現すれば、腰部、臀部の筋肉が拘縮している状態で動いてしまい、大腿部に肉離れが起こってしまうということも十分にあり得るということです。

これはストレッチの時の考え方も同様で、腰部、臀部、下肢(下半身)は全て連動してストレッチをさせる必要があります。そうすることで腰痛、臀部の違和感、下肢の外傷などをある程度予防するができます。もちろん、全身をきちんとストレッチさせておくことが最良と言えますので、なるべく時間をとって行うように心がけましょう。

膝関節のトラブル

膝関節は人間の体の関節の中でも特に複雑な構造をしている関節です。その為、膝関節に起こる症状は種類が多く、なかなか治らない部位であると言えます。これはスポーツ選手だけでなく、一般的にも高齢者の症状としても起こりますが、一般的に起こる症状も高齢者の膝関節の症状も、半数以上は誤った診断と治療によって改善していないことがとても多く、湿布、痛み止め、注射などを行っても良くならない症状が出やすい部位と言えます。

これは、痛みが出ている「膝関節部にだけ注目してしまう」からで、本来はそれが原因ではないのにも関わらず、膝に問題があると思い込んでしまっていることが大きな間違いであり、見当違いの原因と見当違いの治療や施術が「なかなか良くならない」という状況を作り出しています。

最初にもお話しした通り、膝関節部はとても複雑な構造を持っています。しかしその反面、痛みが出ている細かい部位を特定することで、どこに原因部位があるのかをほぼ特定することが可能です。これは膝蓋骨と呼ばれる通称「膝の皿」を中心にして考え、その膝蓋骨の周囲のどの部位に痛みを感じているのか、どのように動かした時に痛みが増すのかをきちんと観察し、原因だと思われる筋肉を伸展させながら動かした時と収縮させながら動かした時とで痛みが変化するのかどうかを確認することが必要です。

原因がはっきりとしてしまえば、あとはその原因部位を改善してあげること、日常生活の中で原因を引き起こしてしまう動作をしていないか確認すること、その原因動作をどうしても回避できない場合(仕事上の姿勢など)は、合間にどのように対処してゆくべきなのかを説明するところまでが治療であり施術です。

この膝関節に対するトラブルの考え方は、成長期のお子様に起こりうる成長痛に対しても同様です。膝関節に起こる成長痛は、膝蓋骨の下側の腱の部分に痛みが現れます。この膝蓋骨下部に現れる痛みの場合、骨折が絡んでいなければ大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前側の筋肉に引っ張られることで起こっています。これは成長痛だけでなく、ジャンプと着地を繰り返すバレーボールやバスケットバールなどで起こるジャンパーズニーも同様で、大腿部の筋肉と筋膜との状況が作り出している症状だということを医師、治療家、施術家の先生方がきちんと認識することが大切です。また、痛みが出ている本人も、膝の痛みに対して膝に湿布ということではなく、腹筋(腹直筋・腹斜筋)、背骨を支える骨格筋(大腰筋・腸腰筋)、大腿四頭筋を十分にストレッチしてゆくことが改善への近道です。

足首のトラブル

足首のトラブルの代表格と言えば「捻挫」だと思います。その他にも長腓骨筋・短腓骨筋の拘縮によって外側のくるぶし後方に痛みが出てしまったりという症状もあります。捻挫は外傷が絡む為に、足首をひねってしまった事実を本人も理解している為に、お話しを聞くことで分かりやすいのですが、それ以外の足首の症状はわけのわからない診断をされてしまうこともかなり多く、中には「どうして痛いんだろうね?」と患者様に聞き返す医師までおります。このように「異常なし」と言われたり、「骨には異常がないから筋肉の炎症かな?」と言われた時点で、原因がわかっていないのでその病院や治療院、施術院にいくら通ったところで治らない(治せない)ことはすぐにわかります。

捻挫は靭帯の損傷が起こっています。靭帯は筋肉組織とは異なり、伸縮性が乏しい為に部分断裂や全断裂を起こしてしまいます。よく靭帯を伸ばしたという話しを聞くことがありますが、靭帯が伸びたという状況はほとんどないと思って下さい。断裂した靭帯は数日から数ヶ月かけて修復してゆきますが、もともと綺麗でなめらかだった靭帯組織が修復すると、いびつな形状で修復されます。これは仕方のないことですが重要なのはそこではなく、足首をひねった時に足首を構成している骨と骨の間に数ミリの隙間が生じてしまっています。この隙間をきちんと修正してから固定をして修復を促さなければ、隙間ができたままの状態で靭帯がくっついてゆきます。そうすると、通常の靭帯よりも数ミリ長い状態でくっついてしまう為に、足首の痛みが治ったとしても、足首を支えている靭帯に数ミリの遊びができてしまうと考えて下さい。そうすると、足首が不安定な状態となり、外側に引っ張り上げる力が弱まった状態となっている為に、いつでも内側にひねってしまう準備段階ができてしまいます。これが「捻挫は癖になる」と言われるゆえんです。

現在癖になっていると考えられる場合には、キネシオテープを内側のくるぶしの上から外側のくるぶしの上まで、引っ張ってテンションをかけながら貼り付けて下さい。そうすることで足首が内側に曲がらないようになり、固定しているわけではないので足首の関節はきちんと可動します。これはあくまでも予防や再発を防ぐ為に行いますので、痛みが出た場合にということではなく、癖になっていると考えられる方は運動前に貼ってから運動をすることをおすすめします。


下肢は安静にしにくい部位

人間の体の部位の中でも特に下半身は安静にしておくことが難しい部位でもあります。外傷を負っている時には歩行時でさえ負荷をかけてしまいます。その為安静にさせるとすればギプスなどで固定しておくことになってしまいますが、人間の体は、もちろん安静が良い症状もありますが、そうでない症状があるのも事実です。その症状を見極めて上手に運動と付き合ってゆくことは十分に可能ですし、スポーツをしている選手にとって安静という行動は良いことだけとは限りません。例えば仮に、全く動かずに安静にしていれたとします。その間にも筋肉は急激に衰えてしまい、例え話しでよく言われますが「1日の遅れを取り戻すのに倍の時間がかかる」と言われます。

安静にしなければならない症状としては骨折などの骨の絡む症状、腱や靭帯の断裂などがそれにあたりますが、筋肉が引き起こしている症状は必ずしも安静にすることが良いことだとは言えません。筋肉をいつでも使えるよう調整やストレッチを入念に行っておくことがとても大切なことだと言えます。

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