▼ 施術日誌メインコンテンツ ▼

必見!ボディメンテナンスNo.4(競技問わず全般)→背部・腰部・臀部のトラブル解消編

こんにちは、院長です。

今回はスポーツをして行く中でもっとも多い痛みと言っても大げさではない痛みや不調である背部、腰部、臀部の不具合に関してお話ししてゆこうと思います。この腰痛や背部痛という症状は全てのスポーツに関連する部位であり、逆にこの部位に不具合が生じることで体を満足に動かすことができにくくなってしまいます。今回はその腰痛、背部痛と言われる症状に対して考えられる原因と傾向と対策を考えてゆこうと思います。


急激な伸展と収縮が背部痛を招く

人間の筋肉は急激なというか予測していない場合の瞬発的な動作にとても弱くできており、その際の動作で起こる背部痛がもっとも多いと思います。もちろん背中の痛みや違和感は内臓の症状によっても顕著に不具合を出してしまう部位ではありますが、今回は運動による症状だけを取り上げております。

人間はある程度動作をする際に、脳が予測をして動いています。例えば相手を押そうとした時に、脳は相手の体重や相手の反発してくる力、動きなどを予測して力を出そうとします。その時に予想外の動きをされたり、向かってくると思って押し返そうとした時に、逆に引かれてしまったりすると、脳が予想していなかった動きの為に急激に伸展してしまいます。逆の動きで起こる収縮も同様ですが、この時腕の力で押していると思ってしまいがちですが、肩甲骨、背中の筋肉など様々な部位を連動させて動いています。

この急激な伸展や収縮によって筋肉が予想外の過度の動きをしてしまうと、背中の部位で挫傷と呼ばれる症状などが起こります。この挫傷、わかりやすい言葉で言えば肉離れです。背部で肉離れが起こると身動きがとれなくなってしまうほどの激痛が現れてしまう為に、その後の競技はほぼ不可能となってしまいます。

背部の筋肉は普段から上半身を起こして姿勢を保つ役割をしている為に、過度に筋緊張を起こしやすい部位と言えます。つまり寝ている時以外は常に力が入っている部位だということです。特に腕を多用する競技の場合、上腕や肩の筋肉のストレッチもとても重要ですが、背部の筋肉のストレッチや調整も同じくらい重要だということを認識することが不意のケガを予防する上で大切です。

スポーツだけでなく日本人に一番多い「腰部」のトラブル

人間が二足歩行をするようになった時からの宿命と言われるほど「腰痛」の悩みは人間にとても多く、腰痛の症状名、原因はかなり多くの種類があります。この種類の豊富さが「なかなか治らない腰痛」を作り出しています。

腰痛に限らず体に起こる様々な症状は、原因がそれぞれ違う為に、その原因に対応した治療や施術が必要となります。しかし残念ながら現在の日本の治療や施術の手法は、腰痛に対してワンパターンなものとなっており、全ての腰痛に対して物理的療法(電気治療などの治療機器)と沈痛作用のある薬剤の使用で経過観察をするというのが一般的です。しかしこの方法で完治している患者様はとても少なく、痛みや不調が良くならないまま我慢をしているというのが現状です。

スポーツによるものだけでなく全ての腰痛を改善してゆくにはまず、今起こっている腰痛の原因を探ることが重要となります。腰痛の場合、腰自体に問題が生じている場合と、腰以外にトラブルが起こっている場合との2種類があります。さらにその中でも問題はひとつだけではなく、腰自体に起こっているトラブルにも複数、腰以外に起こっている複数部位にも複数の理由と原因があります。こう考えると何通りもの原因があるように思えますが、まさにその通りで、だからこそ1種類、2種類の治療法、施術法だけでは良くならないのは「当たり前のこと」なのです。

腰は腰の筋肉だけでなく、上半身と下半身の各部位も同時に連動しながら動いています。その為、腰に起こるトラブルを腰だけのものとして考えるのではなく、普段の姿勢や動きの癖などを考えて、腰に連動している筋系にトラブルが起こっていないかどうかや、どのような動作、どのような体勢の時に痛みが増すのか、痛みが増す体勢は1種類だけなのか複数なのかなど、細かく確認してゆくことではっきりとした原因が導き出されます。原因が導き出されたのであればあとはそれに対応した治療や施術を行うことと、普段の生活で気を付けてもらうことや対処法などをお話しするまでが治療や施術です。

よく「先生に施術をしてもらうと、良くなっているということがはっきりと目に見えてわかります。今までそんなことはなかったですが。」と言われますが、ここで皆さんにお話ししたいのは、治療後や施術後、良くなっているのであればはっきりと違いがわかります。「やってもらった時は良いような気はするんだけど・・・。」や「電気をかけてもらっている時は少し良いような感じはするんだけど、帰るころにはまた一緒。」というのは治っていない何よりの証拠です。人間の体は、何かをすれば必ず何らかの明確なはっきりとした反応があります。そうでなければ治療や施術にいくら通っても時間と費用の無駄遣いになってしまいます。その辺をもう一度考えてみて下さい。

臀部は腰と連動!下肢のしびれや不具合にもつながる

臀部(お尻)は、腰部から出ている脊椎神経が通り、下肢(下半身)へつながっています。神経に何らかのトラブルが起こっていることによる不具合は、神経の出ている部分から下に症状が現れます。例えば、5つある腰の脊椎骨(背骨)の4番目と5番目の間で何らかのトラブルがあると、5番目よりも下側に症状が現れ、それよりも上には症状が出ないのが一般的です。しかし筋系のトラブルは、臀部の筋拘縮などが起こると、その拘縮して柔軟性が損なわれてしまった部位が伸展できず、腰の筋肉を引っ張ってしまいます。これは筋肉だけでなく筋膜も同じ筋膜上に位置しているからです。

ここで皆さんに少し考えて頂きたいことがあります。過去にギックリ腰という症状を経験されたことがある方に伺いたいのですが、ギックリ腰の症状が起こる場合の意外な共通点を知っていますか?

ギックリ腰を起こした方にお話しを伺うと、ギックリ腰が起こった要因として多かったのが「物を拾おうとした時・歯磨きをしてうがいをする時・呼ばれて振り返った時・姿勢を変えようとして動こうとした時・くしゃみやせきをした時」という意見が多く、重量物や強い衝撃を受けてなったという方はとても少ないという事実があります。主には腰部をひねる時やお辞儀をするように前屈をした時の動作でなることがとても多く、中にはお子様と遊んでいて振り返ろうとした時から動けなくなったという方もおられました。

ギックリ腰を過去に何回も経験されている方はわかると思いますが、症状が起こる前に前兆症状があると思います。「あれっ!?そろそろまずいかな!?」と感じる症状がそれに当たります。この時くしゃみやせきをしたり、急激に前屈状態となるうがいや下にある物を拾おうとするような動作をするとギックリ腰が起こる可能性がとても高くなります。このような時に、軽く膝を曲げてそれぞれの動作をしてもらうと、意外とギックリ腰の症状が起こらないことが多く、ギックリ腰は腰ではなく下半身、特に大腿二頭筋(太ももの裏側)と密接な関連性があると言えます。つまり、膝の関節を動かさないような動作はギックリ腰や他の腰痛を招いてしまう原因のひとつとなります。

ギックリ腰や腰痛は、膝を曲げずに伸ばしたままの状態で何かの動作を行おうとした時に起こっていることが圧倒的に多く、下肢(下半身)の筋肉に柔軟性を持たせておくことである程度は予防したり回避したりすることが可能となります。


筋膜は頭から足の裏まで続いている

人間の筋肉は、筋繊維の一本一本が筋膜に包まれています。その繊維が束となった筋肉をさらに筋膜が包みます。鶏肉の皮をはがした時に、肉と皮との間に薄い透明な膜が付いていますが、あれがまさに筋膜という組織です。この筋膜はとても薄い組織ではありますが、筋膜がなければ今の人間の体の体形を維持できないと言われるほど重要な組織です。

筋膜はコラーゲンと水分質でできており、筋肉と筋膜とが滑らかに滑るような感じで動いていますが、このコラーゲンや水分が、運動や長時間同じ姿勢を保持することで失われてしまい、筋肉と癒着してしまう現象が起こります。筋肉と筋膜とが癒着してしまうと、それまで滑らかに動いていた組織が動けなくなり、固まって引っ張られてしまいます。この固まっている部分をトリガーポイント(関連痛を引き起こす引き金になる部分)と言います。身近な言葉で言うと、俗称「こり」と呼ばれるものとなります。

人間の体は宿命的に「ゆがみ」という現象が生じてしまいます。これは人間の左右の脳が別々に半身を支配している為に起こってしまいます。このゆがみという現象は主には骨格に起こるというイメージがありますが、筋筋膜にもゆがみは発生してしまいますので、骨格の矯正を行う時にはまず、筋筋膜をきちんとリリースした状態としてから行うようにしなければ、数日で筋筋膜に引っ張られてしまい、また骨格のゆがみが出来上がってしまいます。

人間の筋膜は長いものでは眉毛の上辺りから始まり、頭頂部を包み込んでそのまま首の後ろ、背部、腰部、臀部、大腿部(太ももの裏)、腓腹部(ふくらはぎ)、足底部(足裏)まで続いています。だからこそ痛みの感じている部位周辺だけの治療や施術だけでなく、全身に対する関連性を以って治療や施術を行うことがもっとも理想的だと言えます。

0 件のコメント :

コメントを投稿